1999年度駒場祭準備Part2(1999年11月2日〜)


1999年11月2日(火)〜3日(水)

雪投を完成させるべく夜間作業をしたが、残るは塗装作業と言うところまできて黒スプレーとマスキングテープがないことが判明。0:00過ぎ学館を離れ、東横線の終電1本前に乗り1:00過ぎに帰宅。

そういえばこの日は食事の寸暇も惜しんで作業をしていたのか22:00頃山手ラーメンに行くまで多くの11が食事に行かなかった。

雪投2号機(手前)と3号機(奥)
11/2/23:58

3日は絨毯掃除があったらしいが14:00くらいまで爆睡していたので詳細は不明(すみません)。

1999年11月5日(金)〜6日(土)

16:40頃部室に向かうも11が誰もいないため角材運び(桂さんと岡島さんがやってた)を手伝った後ハンズへ。1Aで黒スプレーとマスキングテープを購入した後、他のフロアをぐるっと見てさくらやへ。デジカメ用のカメラケースを買ったあと18:00頃帰館。が、まだ11はあまりいなかった。

苗場で食事をして(浦越、江野口、左近、田辺、きゃあさん、きょうさん、糸井さん、有本さん)帰ってくると普段の夜間作業並に人が。マスキングテープきりの達人(成相)の切ったテープを半球に張る作業を延々と繰り返す。

21:00過ぎに成相が収録のため音連に旅立ったため代役を長崎に頼む。長崎上手過ぎ。あまりに細く切るので貼るときに誤って4、5本切ってしまった(手間を増やしてごめん)。

21:30頃すべて貼り終わり塗装。23:00過ぎに11数名(網野さんs、釜我、松葉)が帰宅するのに乗じて
(2号機3号機はまだ重ね塗りが必要だったけど収録の関係で次に帰るチャンスはかなり先になりそうなので)帰宅。

すみませんがそういうわけでこの日は写真はありません。(まじめに作業してる間は写真とる気分じゃない。徹夜しないとね、なかなか撮る機会がないので)

余談だけどロラ投の試写がよかった。でもあれは写真じゃあの動きは伝わらないからなぁ。

1999年11月6(土)〜7(日)

1回休み。

1999年11月12日(金)〜13日(土)

この日は18:00過ぎに学館へ(情報棟にノートを持ち込んでネットワークに繋いで遊んでた)。203では作業が始まっていたので、雪投も半球の塗装を仕上げることに。新しい動きとしては左近、長崎、平松が展示用のハッブル宇宙望遠鏡(HST)を製作していた(実際には先週あたりから作り始めていたらしい)。雪投は日付が変わるころ完成。2:00頃、初めて3台あわせての試写を行ったが、直後に3台ともハロゲン球が切れ即故障。わずか1、2時間の命だった・・・。またこの晩は203では僕が持っていったVAIOからMP3ファイルの曲が流れていた。しかし内蔵スピーカーの力不足を感じ翌日松葉が家からスピーカーを持ってくることが決まり、僕の方でもミスチル、SPEED、ジャニーズ系などのリクエストのあった歌手の曲をダウンロードして持ってくることになった。

HST下部の中に入る岡島さん 完成した雪投3台(左から1号機、3号機、2号機) 仮組みしたHST(全高約3mらしい)の中に入った浦越。平松が持っているのは太陽電池パネル用のアルミ材
11/12/20:45 11/13/1:54 11/13/1:56
次の曲を選曲する吉野。何かにつけて野村佐知代の歌を聞こうとして周りに止められていた。 やらせではありません。何が眠っている江野口をここまで悩ませているのだろうか? 4時間後に迫ったドーム作業に向けて、ドーム素材を2分の1に張り合わせるお年より+後藤さん
11/13/2:05 11/13/3:48 11/13/5:44

 朝起きると、荷物をすべて203から207に動かし、ドーム作業のために動かした学館ロビーのテーブルといすを元に戻した(つもり)。ゲスプリルームで寝つづける左近は名前を呼んでもおきないため、起こすため携帯にワンコールをかけると慌てて飛び起きまわりで11が笑っていることに驚いていた。この出来事があの作戦の伏線になるとは誰一人として予想していなかっただろう。

そんなこと言われてもねぇ。 もとの場所がうろ覚え、なんか配置が違う気が。1学期で例会やるとき市か学館ロビーは使わないからねぇ。デジカメで写真を取っておけばよかったかも。 気持ちよさ層に寝坊する左近。この直後に左近の携帯にワンコールをいれ起こした。
11/13/9:43 11/13/9:44 11/13/9:44

 1999年11月13日(土)

この日は、4分の1サイズのドーム素材2個と2分の1サイズの素材を張り合わせ完全な形のドーム素材にする作業が昼中行われた。午前中の間に4分の1を2個張り合わせる作業が終った。

ドーム作業のため2体(第2体育館)前に絨毯を敷き詰める部員。仕事しなくていいのか!吉野! 100kgもある2分の1サイズのドーム素材を神輿に。 笑いながら4分の1の素材同士を張り合わせる松葉、平松、左近。寝不足とノールの香りでみんなおかしくなってるのかもね。
11/13/10:36 11/13/10:58 99/13/11:17

この日のお昼はなんとお年寄りからの差し入れの太田屋(大田屋だっけ?)弁当。例年ドームの貼りあわせが終る日には差し入れがあるとかないとか。僕は午後テニスサークルの練習があるので弁当を食べたところで帰宅(食うだけ食ってすみませんでした)。(家に変えるとすぐ、約束のミスチルやSPEEDのMP3ファイルを探し30曲ほどダウンロードした)。

部長ってのは疲れる仕事なんだろうなぁ。 太田屋弁当
11/13/12:30 11/13/12:48

 テニスの練習が終わって駆けつけると18:00過ぎ。2体前ではドームの内側からアスタリスク(天頂付近の素材。形が*)の貼りつけが行われていた。貼り付けがすべて完了すると、ドームは折りたたまれ学館閉館後に学館内にしまわれた。

ドームを内側から支える成相ときゃあさん。 アスタリスク張り合わせ完了と言うことで記念撮影。ずっと密室ノール作業最前線にいたからか萱場さんの目がおかしい。
11/13/18:11 11/13/18:49
マイム、マイム、マイム、マイム、ホ・マイム・ベサソン!ドームをたたんで今日のドーム作業はおしまい。1分の1サイズになると全重量は200kgにもな 遊んでるわけではありません。空気ぬきです。
11/13/18:54 11/13/19:12

1999年11月13日(土)〜14日(日)

 この晩は最後になるはずのソフト収録が徹夜で行われるため網野さん(妹)が夜中残ることに。保護者(?)である網野さん(姉)も当然残るので、田中さんと塚本さんも残ることに。雪投は前日切れた電球を付け替え修理完了、日付が変わったころからは電源のほうの自動制御のテストにつかわれていた。98ノートからのキー操作で雪投が回転したり止まったりするのには感動してしまった。しかしそれと同じくらいに、いと哲さんという人に驚いてしまった。思考と同じ速度で打っているのではと思わせるタッチタイピング、バグを瞬時に直すプログラミングと制御に関する知識などスゴイのひとことしかない。来年誰が一体彼の後を継ぐのだろうか?同じレベルまで持っていくだけでもかなり大変そう。松葉と河本に期待です。

1:00頃までは201bは休憩ルームとなり、松葉のスピーカーからミスチルやスピードのMP3形式の曲が流れていた。その後は203は星座絵投の試験に使われることになり、203のほうでマライア・キャリーのCDがかけられていた。

6:00頃まで月曜日提出の経営政策化学のレポートをやっていたが、女性陣が平松の誕生日企画をやるというのでそちらに協力(?)することに。眠っている平松の首にメッセージカードで作ったレイをかけることになったのだが、網野さん(妹)がかけようとしたところ、首にレイが触れた瞬間に平松が起きてしまった!例をすぐに隠し、何事もなかったように振舞うと、まだ寝ぼけていたのか平松はすぐに眠りに付いた(あとで本人に聞いた話ではそのときの記憶はあるらしい)。首にかけることはあきらめて平松の頭上10cmに天井から吊るすことに。椅子に乗ってレイをつるして準備が出来たら、平松の携帯電話に僕がワンコール。すると、ジーンズのポケットの振動に驚いて平松はすぐに起きた。寝ぼけつつポケットに手をいれて携帯を引き出し、顔に携帯を持ってきて添乗を見上げる平松。この瞬間に目の前の異変に気が付いた平松の驚いた顔は書き表すことの出来ないものだった(その瞬間の写真がないのが残念)。

レイをつるしていたヒモを切り取ってレイにかかれたメッセージを平松に読んでもらっていると、机の上にメッセージのかかれたカードが・・・。何!まだカードを出してないやつがいたのかっ!よく見ると河本の書いたものだった。しょうがないのでレイの外側に付け足すことに。ちゃんと渡せよ河本。

仲良く二人でおやすみ。でも松葉が落ちそうで心配。ところで腕を組むときあなたは右が上?左が上? 準備完了 準備が出来たところで平松の携帯にワンコール
11/14/5:34 11/14/6:11 11/14/6:18
喜んでもらえたみたいでよかったです 任務を果たし安堵の4人。
11/14/6:21 11/14/6:32

1999年11月14日(日)

10:00の学館開館とともに、再び第2体育館前広場に絨毯をしいて、前日に貼りあわせが完了したドームを移動。畳んであったドームを広げて、フランジの部分に換気扇を3台接続。そして12:20換気扇のスイッチを入れドームの膨張開始。10分ほどたってちょっと膨らんだところで数人の人が中に入って内側から星(ドーム素材にあいた穴、内側から見ると星に見える)つぶしをはじめる。目を暗順応させて天井を見て、星を見つけては白い布テープを張っていく。星潰しが間に合うように少しずつ膨らまして、1時間20分くらい経ったところでドームが膨張しきった。

広がりきったドームは想像以上に広かった。また中では声が反響するので明かりがないと声を出していても相手がどこにいるのか分からない状況だった。

膨張しきったドーム ドーム内部。むちゃくちゃ広い
11/14/13:39 11/14/13:50

14:00過ぎからはドーム内に各補助投影機を持ち込んで本番と同じスクリーンでの投影テストを行った。雪投にはソフトのwassyさんから雪をもっと遅くするようにとの要望があった(実はwassyさんが雪投の雪を見たのはこれが初めてだった)。

15:30頃からは日下さんがドーム内で星座絵の撮影を行った。

16:30頃ドームをつぶして畳み、今日使ったものより長い本番用の換気扇のドローチューブの製作をしている途中、18:00頃家路に着いた。

1999年11月16日(火)

駒祭前最後の部会である駒祭前部会が学生開館207号会議室で18:00から行われた。

今回の部会では翌日のしし座流星群観測会についての確認、駒パー(天文部駒場祭オリジナルパーカー)の販売、駒場祭期間中の注意、次回部会の連絡などが行われた。

役員からの説明がすべて終った18:45、11誕生日委員長(あえて役名をつけるならこんなところか?)の網野さん(姉)によって、11月誕生日のもう一人の11、原祐輔にメッセージの書かれたカードで作られたレイ(色は原カラーの青)が渡され、満場の拍手のうちに部会は終わった。部会後には駒パーの販売が行われ、早速着ているものもいた。

11月誕生日のもう一人の11、原。心構えが出来ていなかったらしくかなり恥ずかしそう。
11/16/18:45

しし座流星群観測会編へ進む

1999年11月19日(金)〜11月20日(土)

9:15ごろ4日分(土、日、月、火)の服などを詰め込んだザックを置くために207号室に行くと、すでに夜間作業明けの平松や左近はHSTの作業を。僕は1限の授業があるのですぐに退散。

この日は一千年代最後の夜間作業。17:00ごろ207号室へ。すでに作業が始まっていて各補助投影機が電源につながれてテストされていた。各投影機は最後の追い込みに入っていた。

雪投は、もっと雪の速度を遅くして欲しいというソフトのwassyさんの、希望を実現するために、補修作業。モーターの変更(1号機)とギア比の変更(2、3号機)を行い、21:30ごろ集合写真を撮影。

1903.jpg (45977 バイト)
11/19/21:31

21:30ごろドームを2階ベランダから第2体育館前に移動。22:10に第2体育館の扉が開き会場設営開始。モップがけレースをした後、じゅうたんを運び込んで敷き詰めた。23:00ごろドームの封印を解き、換気扇の接合が行われた。23:35ごろドームが膨らみ始める、同時に内部から星潰しが始まった(この前全てつぶしたはずなのだがでかい星がいくつもあった)。このころ学館ではスタッフドアの作成と展示用写真の選別が行われていたらしい。

学館から第2体育館へのドーム輸送を護衛する部員たち。 ドームのサイズの円を描く後藤さん ついに封印がとかれる瞬間が来た!
11/19/21:48 11/19/23:02 11/19/23:05
ドローチューブを内側からつける浦越。ノールの香りで死にそう。
11/19/23:27

23:50ごろには各投影機を、0:15ごろからは私物を第2体育館内に運び込み作業、生活の中心は完全に第2体育館に移った。

ただいま内側から星潰し中 ズラリそろった補助投軍団、搬入待ちです。 雲投(左)、オーロラ投(奥)、太陽投(右)
11/19/23:54 11/19/23:59 11/19/23:59
雪投の姉妹投影機、群流投。姉妹っていうより親子かもね。 そして誰もいなくなった
11/19/0:00 11/19/0:32

1:00ごろから庄山さんのフローラノート、武田さんのLavie、僕のVAIOの3台による仮設二体内LAN計画が開始された。最初はうまく接続で着ず30分ほど苦戦していたが、IPアドレスの設定を試行錯誤した後無事接続できるようになった。イーサネット用HUBがないので2台ずつによる排他的接続となったが、VAIOをFTPサーバーにしてMP3ファイルをダウンロードしたりしていた。フローラとVAIOをLANで繋ぎVAIOとLavieを赤外線で繋ぐ(?)ことで3台でハーツ(Windowsに標準で付いてるネットワークゲーム)をやることに挑戦したが、赤外線で接続してもハーツでは認識されず断念した(この前はできたのに・・・)。

かなり寒くなってきた3:00ごろにはHSTやあくとうの担当以外の11は寝てしまっていた。僕は3:30頃、HSTの作業の途中で行き倒れた平松を風邪を引かないように起こしてちゃんと寝袋に入らせたあと、さらに2時間ほどウダウダして就寝。

HSTの製作途中に行き倒れになった平松。「寝るな!寝たら死ぬぞ!」 仲良くおやすみです。
11/20/3:24 11/20/3:31

Part1に戻る 駒場祭編へ進む


Copyright(C) Astronomy club, The University of Tokyo 1999-2000
Copyright(C) Ken Tanabe 1999-2000